2015年9月、「国連持続可能な開発サミット」において「持続可能な開発目標(SDGs)」が決議され、2030年までに地球規模で解決すべき課題として17の目標と169のターゲットが示されました。
当社でも企業行動憲章に基づき、これらの課題解決に向けて、できることから積極的に取り組んでいきます。
SDGsに向けた当社の取り組み
福間商事グループは昭和25年に会社設立して以来、令和2年7月26日に70周年を迎える事が出来ました。
社員が朝礼時に読み上げる社是には、 “全てのお施主様の住環境の向上” 、 “事業活動をさせていただいている地域への貢献” 、 “働く社員の幸福を願う気持ち” が込められています。
SDGsに積極的に取り組むことで70年持ち続けたこの思いを未来へつないでいけるよう努力してまいります。
1.事業を通じた取組
環境負荷の少ない商品の提案
当社が扱う商品で満足・安心を感じて貰いたい
お客様に感動していただける仕事がしたい
複層ガラス
当社は1996年4月JIS認定工場を取得して以来、オリジナル商品名「ニコニコペア」として複層ガラスを自社で製造販売してきました。複層ガラスとはガラスとガラスの間に乾燥気体の空気層をもち断熱性能や結露防止効果を高めたガラスです。またLow-Eガラスを使用することにより、複層ガラスの断熱性能(冬場の室内の保湿)、遮熱性能(夏場の太陽熱を遮断)が高まります。
この遮熱断熱の性能が高いLow-Eガラスを使用したエコガラスの拡販に力をいれて地域の省エネルギー化普及を通して、持続可能な、そして誰もが健康で幸福な社会を実現して参ります。高性能により夏は涼しく冬は暖かい住まいの断熱性能、気密性能を高めることで、エネルギー消費の少ない快適な暮らしを提案しています。
今後も「ニコニコペア」の普及を通した地域貢献を目指しています。
太陽光発電・蓄電池
政府が2020年10月の臨時国会で脱炭素社会の実現を目指し、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを発表されました。
当社ではクリーンエネルギーで自給自足の生活を行える住宅用太陽光発電システムを販売し、2024年1月現在太陽光発電システムを238棟、蓄電池システムを33台の設置をしています。また当社でも本社、各支店、関連企業に計804.1kwの太陽光発電システムを導入しております。
2021年より自家消費型太陽光発電システムの販売にも力をいれ、3.1MW太陽光パネルを設置いただきました。
太陽光発電システムによってエネルギーを自身で
【作り】 【賢く使い】 【貯める】
この3つを行う事によって、省エネで環境に優しいクリーンなエネルギー生活の実現を目指しております。
省エネ住宅
高気密・高断熱の住宅にすることにより、光熱費の削減効果が期待できます。
加えてヒートショックなどの健康リスクを抑えることができ、快適・安心な暮らしにつながります。
当社では、高性能サッシ・LOW-Eガラス・内窓、遮熱フィルム等の省エネ商材、リフォーム商材の販売を行いお客様へ、より良い生活のご提案をさせていただいております。
2.社会を通じた取組
株式会社LIXIL様との協働
「観光地トイレおもてなし清掃」に参加し、鳥取県の大山と島根県の出雲大社でこれまで6回の活動を行いました。観光客の方から「お疲れ様。ありがとう。」のお声掛けをいただき気持ち良く作業を行う事が出来ました。
また、東京2020オリンピック・パラリンピック「ユニバーサル・ラン 〈スポーツ義足体験授業〉」を山陰両県の小学校3校で行い当社社員もスタッフとして授業のお手伝いをさせていただきました。パラリンピック選手の競技者としての素晴らしさを感じる一方で、子供たちの障がいを持った方を思いやる気持ちを育むことが出来ました。
私ども誰もが暮らしやすいバリアフリーやユニバーサルデザインを取り入れた街づくりや住環境の提案をしてまいります。
「窓からECOシェアプロジェクト」に参加し、LIXILECOシェアパートナー様と協力し、出雲市内、鳥取市内の2つの保育園に外付け日除け18台を寄附しました。断熱窓の普及を図りながら、室内熱中症から子どもたちを守る取組に賛同しています。
子育てや社会教育に向けて
当社70周年以降、「しまね社会貢献基金」に子育てや社会教育の推進を希望とした寄附を毎年行っています。
また、教育機関寄贈型私募債をこれまでに4回発行し、財務代理人の株式会社山陰合同銀行様と連名で寄贈品を贈呈しております。
さらに、出雲市内の高校の工場見学を受け入れ、複層ガラスの製造工程の見学と当社製品の説明に合わせ環境負荷軽減に関する講話を行っています。
未来を担う子供たちの教育環境向上と、子育てし易い社会状況の一助になるよう協力してまいります。
地元スポーツチームのスポンサー
山陰に本拠地を置くスポーツチーム、島根スサノオマジック(バスケットボール:B1)のオフィシャルスポンサー及びガイナーレ鳥取(サッカー:J3)の百年構想パートナー、ベルガロッソ浜田(サッカー:中国サッカーリーグ)のクラブスポンサーとして地域スポーツを盛り上げる活動を行っています。
また、出雲市に本拠地を置くディオッサ出雲(サッカー:なでしこリーグ2部)の選手2名を社員として受け入れ、生活面でのサポートをしながら活動を支えています。
地元スポーツチームを通じ活力ある地域となるよう今後共尽力してまいります。
自社オリジナル商品のカーボンオフセット
令和2年3月、出雲市が保有するJクレジット「神話の國出雲さんさん倶楽部クレジット」を購入し、「ニコニコペア」を製造する本社工場及び同「だんだんとまと」を生産する農業用ハウスを3年分(537t-CO2)カーボンオフセットしました。
また令和5年3月には、引き続き3年分(446t-CO2)の購入を行いました。
これにより、廃棄物削減の取り組みと両輪で環境負荷減少の取り組みを進めてまいります。
3.働き方を通じた取組
職場環境の充実
社員とその家族が安心して生活できるよう、ワークライフバランスの実現を目指しております。産休・育休・看護介護休暇はもちろんの事、職場復帰後の短時間勤務を小学校就業前まで延長しています。
高齢者に対しても定年後65歳までの継続雇用、その後70歳までの勤務も可能としています。その他、社員旅行やサークル活動を通じて社員間の交流を深め、風通しの良い職場環境を形成しています。
これらを行うことにより、安心して長く働ける職場環境を目指していきます。
社員研修制度の促進
『社員一人ひとりの成長が会社の成長』をキーワードに社外研修制度を導入しています。
全社員が研修を継続して受講することにより、自己開発及び能力開発の向上に努めていきます。また、自己啓発を望む社員に対して、資格の費用及び待遇のサポートをします。
障がい者雇用の促進
障がい者の方が将来社会復帰できるように、「障がい者自立支援機関」からの受け入れてを行っております。
商品の製造業務や清掃作業等、無理なく出来ることを行ってもらっています。
今後も、自立支援機関の協力を得ながら、積極的な雇用及び受け入れを行っていきます。